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社員ひとり一人が輝く会社をめざして

会社の概要

株式会社ハチオウは、1972年銀リサイクルを主事業とする有限会社八桜メタルとして設立し、その後1974年に産業廃棄物処理業の許可を取得し、1985年に現社名(「株式会社ハチオウ」)に変更しました。

当初より「水と空気と土の環境活性化」を目指し、周辺事業に特化した展開をしてきました。

  1. 化学系産業廃棄物処理事業
  2. 貴金属のリサイクル事業
  3. 機械・プラントの解体撤去事業
  4. フロン回収処理事業
  5. ケミカルリスク低減に伴うコンサルティング事業

の五つが重点事業です。

処理工場としては、印刷系廃棄物の中和処理及び積替え保管を中心に行う東京工場(墨田区本所)、そして様々な化学系産業廃棄物を処理する八王子工場(八王子市四谷町)の二つを有しています。また、大規模ロットに応えるため神奈川県相模原市に大型廃棄物積替え保管施設を建設し、独自のネットワークによる運搬体制を構築し、小口廃棄物から大口廃棄物までお客様のご要望に応えることができるきめ細かな仕組みを整えています。

1992年には、特別管理産業廃棄物の許可を取得し、特にカドミウムや六価クロムなどの有害重金属除去については、処理技術を開発した先駆け企業としてお客様より信頼をいただいております。また、小口廃棄物の代表例として試薬処理がありますが、試薬は小ロット多品種であり、その特性から不適正な処理を行うと少量でも重大な環境事故を起こしかねません。当社は、個々の化学的特性を考慮し、綿密な成分分析と処理テストを行いその後個別処理します。手間はかかりますが、お客様に最も安心していただける方法であると確信しています。

仕事の内容

職種としては、大きく7つに区分されます。

営業部門
産業廃棄物の運搬・中間処理を商品としてコーディネイトする仕事です。首都圏を対象エリアとして営業活動をしています。お客様の業種は様々あり、官公庁、教育機関、各メーカーとかなり広範囲になります。取扱いの多い品目としては、実験廃液、写真現像廃液、廃薬品、工業廃液等液状物が多いのが特徴です。男性ばかりではなく、女性の活躍も際立ってきました。
オンサイト部門
地球温暖化の原因であるフロンガスを回収・処理する仕事です。2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることもあり、都心の再開発事業が活発となっていることも影響し、お客様からの熱い要望があります。
物流部門
産業廃棄物を収集運搬する仕事です。特殊車両も含む車両をラインアップすることで量・種類に応じて、お客様の要望に応えています。
工場部門
産業廃棄物の分析、処理、そして技術開発を行う、いわば当社の心臓部です。乾式処理のみでなく、湿式処理も併用し、特に受け手の少ない有害廃棄物の処理工場としてお客様のケミカルリスク低減に評価をいただいています。
営業事務部門
営業のサポートをする仕事です。見積書、請求書、内訳書等の作成や電話応対、時には営業に代わって現場調査も行います。
総務・経理事務部門
許認可更新申請業務をはじめとして、健康管理、教育計画の立案・実施、売掛金管理、情報システム管理等、会社が機能するうえで重要な体系管理を行っています。
積替え保管部門
化学系廃棄物の広域的な処理・リサイクルを目的とした大型物流センターです。試薬瓶からドラム缶まで安心安全な積替え保管を行っています。

当社の経営理念と人財育成

当社は創業以来、「五訓」の実践を経営理念としています。

  1. ありがとう  という感謝の心
  2. すみません  という反省の心
  3. はい     という素直な心
  4. おかげさまで という謙虚な心
  5. 私がします  という奉仕の心

また、行動指針として

  1. 私達の手に、汗をして地球を守ります
  2. お客様と共に、学び創造します
  3. 地域の元気と、次世代の育成に貢献します

誠実・熱心 ハチオウの心です。

仕事を通じて人間性を磨き、お客様の潜在ニーズを察知する感性を高めていきます。

このため当社では、経営理念を確かなものとするため以下に示す方針により人財の育成に取り組んでいます。

自ら学び考え行動できる人財の育成

目標は一人ひとりの学ぶ力と生き抜く力の向上

方策

そのために基礎動作を習慣化する
  • 計画して行動する習慣
  • 時間を意識して行動する段取りの上手な習慣
  • 常に振り返り様々な方法を考える習慣
自己管理の向上
書く力
自分の意見や考えをまとめる力・相手に伝えることができる
見通す力
目標にむけてやるべきことを把握することができる
考える力
自分の行動をふりかえり、分析し、次の行動を工夫することができる
自律的に行動する力
自ら律することができ、おかれている立場から自分の行動を継続して行うことができる

具体的に取り組むこと

  1. 現状の問題点・課題と改善対策の記述
  2. 目標設定シートの記入
  3. 月間行動計画の記入
  4. マスターリスト(アクションプラン記述、ルーティング記述)
  5. 月間推進計画シートの記入
  6. 月間業務(スケジュールの記入)
  7. 目標管理・進捗状況点検シートの記入

以上のことを実践することによって、当社では、社員の成長と会社の社会に貢献することをめざし取り組んでいます。

そうはいっても、こうしたことをいきなり習慣化することは、とても難しいことだと思います。でも、少しでも目標と時間を意識して行動したら人生が大きく変わることは間違いないでしょう。

グローバル化が急速に進んでいる昨今、自ら成長する基礎的習慣を身に付けたいものです。そして、こんなことをテーマにして先生や生徒さんたちとお話しできるような機会ができたら幸いです。

いきなりですが、社会人になって仕事をする、この時の仕事の仕方は学校の時代の勉強の仕方が写し出されている、と人に教えられたことがあります。「その時、あなたは徹夜でテストにむかうタイプだったでしょう」と言われました。社会人となっても、仕事も課題山積の中、あれもこれもと期日ぎりぎりで頑張り、ぎりぎり何とか形を整える、というものです。しかし、これでは本当の在りたい姿には到底なれないのだと、今になって識らされています。

当社は、100人のスタッフで運営しておりますが、その100人のスタッフ全員がこれでは会社は良くなりようがない。まして、一人ひとりのスタッフの人生を豊かに希望あふれるものにする可能性はありません。会社の成長は一人ひとりの成長から成り立ちます。 目標を明確にして計画をたてて実行する、そして、反省することは次のテーマにもっていく。こうしたことを全社員が喜々として取り組む会社でありたいと思い、その形づくりに力を尽くしています。一人ひとりが輝く会社のためにです。

社員研修の様子
社員研修の様子

環境創造のパートナーとして「捨てる」をサポートする

さて、当社の業務の中で、特に得意分野としては化学系の廃棄物の無害化処理です。この業務に携わって48年が経ちます。

今期より、東北大学との共同研究も始まりました。2016年から2030年までに達成するべき17の環境や開発に関する国際目標のSDGSの取り組みにも参画しています。

海外の学生のインターンシップ(今年度は9月~12月、インドネシアとケニアの学生を)を受け入れています。

在宅勤務など様々な改革が進められています。

当社では、現場で起きる様々なテーマを取り上げ、自主的にプロジェクトを組み、問題解決をする仕組みや、現場の気付きから新しいビジネスの発見・実践の仕組みも進めています。

業務的には、都内の国立大学や私立大学の環境管理センターへ人財を派遣したり、東日本大震災の福島の現場でも弊社スタッフが活躍しています。業務は、現場や日々の現実に合わせて、前述の目標と時間管理がしっかりできている人は、誰でも行動すればプロフェッショナルとして成長できます。

小さな世界企業として、地球単位の課題に取り組み、一人ひとりが輝く花になる活樹深根をめざしています。 人が成長することは、会社の最大のテーマです。社会とともに課題を共有し、情報を共有して話し合える機会を創っていけたら、なお一層、それぞれの立場で成長できると思います。

おわりに

地球温暖化、食糧危機、エネルギー資源枯渇、森林破壊、核廃棄物問題等地球環境は年々深刻な状況が加速しています。まさしく国際的な重要改善課題です。ただし、見方を変えるとビジネスチャンスにつながります。

産業廃棄物処理事業は、泥の中から蓮の花が咲くがごとくです。環境ビジネスの一翼を担う事業として間違いなく21世紀の成長産業になりうる業種です。

ビジネスの観点から「地球環境を守る」という使命感を持って取り組んでいきます。

株式会社ハチオウ八王子工場全景
株式会社ハチオウ八王子工場全景

株式会社ハチオウ
代表取締役社長 森雅裕

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